家族全員でゆっくりと末永く暮らしたいという場合、自身の持ち物となる住まいを手に入れるのが先決です。昨今は手ごろな価格で購入できる中古住宅よりも、新築を購入なさる傾向が高くなりました。

 

郊外では戸建ての需要が高いのですが、都心部一帯で暮らす場合は集合住宅であるマンションの人気は依然として高いものです。そこでここでは、新築マンションを購入する際に考えておきたいメリットとデメリットについて、簡単に解説をしていきましょう。

 

新築マンションのメリット

まずはメリットから見ると、新築マンションであれば今現在の流行りのスタイルで生活基盤を確立ができるということです。内装や部屋の間取りというのは、実は時代ごとに大きく異なっているもの。たとえば昭和50年代に建設をされたマンションの場合だと、独立したキッチンがあってダイニングというスペースを設置しています。

 

そして必ず和室もありますが、2000年以降のマンションではこのスタイルではありません。キッチンは対面式でカウンターがあり、ダイニングではなくリビングという広い空間です。中古で購入をすると、今の流行りも住まいにするのは一度、リノベーションをしなくてはいけません。その点、新築マンションでは手入れをすることなく、すぐに人気のある暮らし方が体感できるわけです。

 

新築マンションのデメリット

ではデメリットは何かというと、もっとも顕著なのが販売価格が非常に高いという点になります。東京なら新築マンションで約5600万円となり、それを最長35年の住宅ローンで支払っていかないといけません。さらに実際に完成をした姿を目にすることなく、購入契約をすることになる点もデメリットを多く含んでいるともいえます。

 

モデルルームが実際の姿とは言い切れず、景観が悪いということも可能性としてはあるわけです。新築マンションの場合、モデルルームで内装・設置をされている設備などを確かめることはできますが、全体像は購入者がイメージをすることになります。その点中古であれば、既に建物があり、住まいとなる内装を目にして確かめながら購入を検討できるわけです。住まいは一生に一度の高額な買い物となるため、じっくりと時間をかけて検討をしなくてはいけません。

 

新築にも中古にも良いところはある

新築にはその良さも多くあり、新生活をスタートさせるのにはもってこいです。中古の場合でもそれは同様であり、住みたいと思う場所に見合った選び方をしていいでしょう。家族で会議を開いて、理想的なところを手に入れることです。