新築一戸建ては、大きく分けると注文住宅・分譲住宅・建売住宅などの3つがあります。分譲住宅と建売住宅は詳細な分類における定義はないけれども、住宅を建築するケースと土地だけを販売する2つの種類があるのが特徴です。

 

例えば、土地だけの分譲住宅は分譲地と呼ばれることもあるのですが、購入する土地は水道やガスなどのライフラインに関する工事が完了しているので土地を購入した後に直ぐにハウスメーカーや工務店などに依頼して家を建てる準備を始めることができます。土地そのもの地盤などの調査も完了している、地盤調査の結果地盤改良が必要な場合でも改良済みの状態なので施主は余計なコストをかけることなく家を建て始められるメリットもあります。

 

更地・古屋付き

これに対して、一般的な土地の場合は更地・古屋付きなどの種類の他にも建築条件が付いている物件もあるなど様々なです。更地になっている場合でも地盤調査が行われていなかったり埋蔵物に関する調査が行われていないなど、購入した後に費用が発生することもありますし、古屋付きの場合は建物を実費で解体しなければなりません。

 

建築条件が付いている場合は家の施工を行う会社が決まっているのが特徴で、複数の設計プランが事前に用意されていて、その中からライフスタイルに合う間取りの家を建てるスタイルになっていることもあるので、ハウスメーカーや工務店を決めて家を建てる人にとって都合が良いとはいえません。

 

分譲住宅

分譲住宅は、一つの町が形成されている場所に家が建設されているもので、同一のデザインの家が並んでいたりデザインは異なるけれども、雰囲気が類似ている家が並んでいるなどの特色を持ちます。同じような家が並んでいる住宅地、このようなイメージが強いのが分譲住宅ですが、建売の場合も同じ販売会社が家の設計や施工を行っている関係からデザイン的に同じものが並んでいることも少なくありません。

 

土地の広さなどにもよりますが、建売の場合は1棟から2〜3棟、5〜8棟などをまとめて建築して販売するスタイルが多いのですが、分譲住宅の場合は第一期と第二期などのように販売スケジュールを2回に分けることも少なくありません。

 

注文住宅

一方、注文住宅は家の設計を完全オーダーメイドで行う方法もありますし、ハウスメーカーなどが用意している規格住宅で家を建てる方法などがあるのでそれぞれの生活スタイルや考え方、予算やこだわり条件などによりそれぞれの特徴を把握しておくことをおすすめします。