一般的に築年数が経過している住宅の不動産売買では、売却時にきれいな状態にする人は多いといえましょう。きれいな状態とは業者を利用してリフォームをするようなものでなく、自分たちでできる範囲での清掃です。例えば、トイレなどの場合は便器についている汚れをきれいに取り除くようなものであり、完全にきれいに取り除けない場合でもそのままにするケースは多いといえましょう。

 

ハウスクリーニンはする？

ハウスクリーニングなどを使えば素人では落としきれない汚れも根こそぎ落としてくれるメリットがありますが、この場合はハウスクリーニングの費用が必要になるので、金額によりやらないでそのまま売却を行うケースは多いわけです。仮に、費用を支払うことで売却価格が高額なることが分かればお金をかけてリフォームするのもありです。しかし、大半の場合が費用をかけるだけの価値にならないなどからもそのまま不動産売却を行うケースは多いといえましょう。

 

リフォームはするか？

不動産の売価価格が何もしないときには3,000万円で、リフォームを行ったときの売却価格が3,150万円、このとき業者に支払った金額が200万円などの場合は−50万円の損失になります。これは結果的にこのような状況になることが分かるものであり、売却時の段階では詳細が分かりませんのでそのまま売るべきか否かの判断は難しいでしょうし、リフォームをしたからといって費用分以上の価格で売れるとは限りません。

 

結論からすると、不動産売却のときのハウスクリーニングやリニューアル工事はよほどの理由がない限り行っても売却価格が高額になることはない、費用を支払って行ってもその費用を取り戻せる分だけの価格で売れる保証はないのです。

 

見学の時にはキレイにしておこう

不動産売買では購入したい人が家の見学に訪れることになるので、このとき好印象を得られるようにきれいな状態にしておくことは基本です。日頃から掃除をしている人などの場合も多いかと思われますが、水回りは見学の際に詳細部分までチェックする人も多いので、水垢汚れを落とすことも重要ですが、お金をかけてまで行う必要はありません。

 

なお、見学する人が自宅に訪れたときには日中でも部屋の中の電気を全て点灯すること、カーテンも開けて外の光を内部に取り入れるなど室内が明かることをアピールすることをおすすめします。このとき、汚れが目立つような場所があるときには事前にその汚れをきれいに掃除しておけば見学する人に対して日当たりが良いことをアピールできます。